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No.93 (2009年 07月15日発行)
こんにちは、医療法人社団 坂本歯科医院の院長の坂本貴史です。
皆様方に、益々、健康で快適に日常生活ができることを主眼に月に
一回、お口の中の健康に関連した記事をメールマガジンとして発行
致します。どうぞ健康増進にこのメールマガジンをお役立て下さい。
┌ 目次 ─────────────────────────────
│ ● 歯科に関連するミニ知識 ●
│ ■ 医療に関する最新情報 ■
│ ★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
│ ◎ お知らせ ◎
│ * 編集後記 院長より *
└─────────────────────────── INDEX ─
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● 歯科に関連するミニ知識 ●
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│
│ 「強い歯」に賛成。「弱い歯」に酸性。
│
│ ■強い歯、弱い歯。あなたはどちらですか?
│
│ 「うちは、上の子の歯は強いんだけど、下の子はむし歯がいっぱい。
│ 歯が弱いのよね〜」「うちは主人の歯は強いんだけど、わたしがダ
│ メ。すぐむし歯になったりして・・・」
│
│ こんな会話、少なからずお聞きになったことがあると思います。強
│ い歯、弱い歯。だれにとっても、強い歯が良いに越したことはあり
│ ません。
│
│ 強い歯は、むし歯に負けない。強い歯は、なんでも食べられる。お
│ いしく食事ができることは、それだけでも生活を豊かにしてくれま
│ す。
│
│ そればかりか、スポーツや力仕事で歯を食いしばることができるの
│ も、強い歯があってこそです。また、人と話したり笑ったり、強い
│ 歯は生活のさまざまな面で大切な役割を果たしているんですね。
│
│ ちょっと大げさかもしれませんが、強い歯は人生を豊かにしてくれ
│ る宝物なのです。
│
│ ■健康で強い歯をつくるために、どんなことを心がけたら良いでし
│ ょう。
│
│ さて、強い歯をつくるための秘訣は何でしょう?基本は何といって
│ も毎日の歯磨きです。ブラッシングでむし歯の原因となるプラーク
│ (歯垢)をしっかり取り除きましょう。
│
│ しかし、簡単なようでも、ちゃんと磨けていないのが現実のようで
│ す。ところで、このプラーク除去がなぜ大切かご存じですか?
│
│ 実は、むし歯はプラーク中のむし歯菌(ミュータンス菌)が発生さ
│ せる酸によって、歯のエナメル質が溶かされる病気なのです。です
│ から、強い歯のためにはプラーク除去が何よりも大切なのです。
│
│ ■酸によって溶け出した歯を、健康な状態に戻す「再石灰化」。
│
│ 歯は身体のなかでも最も硬い組織で、蛋白質、
カルシウム、リンな
│ どのミネラル成分でできています。そんなに硬い歯でも、ひとたび
│ 酸の攻撃に会うと、ミネラルが溶け出してしまいます。
│
│ このことを「脱灰」といい、やがて歯が溶かされてむし歯へと進行
│ します。ところが、わたしたちの唾液の中にはカルシウムやリンが
│ 含まれており、溶け出したミネラルを補う働きがあるのです。
│
│ これを「再石灰化」といって、歯を健康な状態に戻すことができる
│ のです。「脱灰」と「再石灰化」、これがわたしたちのお口の中で
│ 繰り返されているわけです。
│
│ ■フッ素(フッ化物)で、より強い歯をつくりましょう
│
│
│ 歯の再石灰化を促進させるものにフッ素があります。「むし歯予防
│ のためにフッ素がいい」。そんなことを耳にした方は多いと思いま
│ す。
│
│ 事実、歯科医院、保健所などでは
幼児のむし歯予防に、歯にフッ素
│ を塗る(フッ化物歯面塗布)ことが実施されています。
│
│ また地域によっては、保育園、幼稚園、小・中学校で、フッ素の水
│ 溶液でぶくぶくうがい(フッ化物洗口)をしている所もあります。
│
│ 平成17年の歯科疾患実態調査(厚生労働省)によれば、フッ化物歯
│ 面塗布を受けたことのある1〜15歳未満の人の割合は総数で59・2
│ %にも達しています。
│
│ 最近では、市販されている歯磨剤にもフッ素が入っているものが増
│ えてきました。こうしたフッ化物配合歯磨剤を使うのも、酸に負け
│ ない強い歯をつくる有効な手段だと思います。
│
│ フッ素イオンが、歯の再石灰化を促進して歯質を強化し、むし歯の
│ 発生を防ぐ効果があるのです。フッ化物歯面塗布は、年齢に応じた
│ 使用方法があります。かかりつけの歯科医院で相談することをおす
│ すめします。
│
│ むし歯に負けない強い歯をつくるためには、セルフケアと歯科
医院│ で行うプロフェッショナルケアが欠かせません。歯科医院では、む
│ し歯の有無をはじめ、ブラッシング指導、プラーク除去、フッ化物
│ 歯面塗布などの予防処置をしてくれます。
│
│ 強い歯で人生を豊かに過ごすためにも、年に2〜3回は歯科医院で
│ 定期的に健診を受けましょう。
│
│ 参考:歯の学校
│
│
│
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■ 医療に関する最新情報 ■
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│
│ パニック障害
│
│ 診察台苦手 歯科医が配慮
│
│ 歯科の診察台で、20歳代の女性患者がケーキをパクパク食べている。
│ フォークを置いて缶コーヒーを飲み、「ふぅー」と一息ついた所で
│ 歯科医は声をかけた。
│
│ 「では水でうがいして、歯を見せてくださいね」東京都台東区の舷
│ 坂(ふなさか)歯科診療所では、このような不思議な光景が展開さ
│ れることが珍しくない。
│
│ 女性患者はパニック障害で、長く歯科に行けなかった。同診療所の
│ 舷坂満さん(51)が、一番落ち着ける行動を事前にたずねたところ、
│ 「ケーキを食べている時」と答えたため、このような治療になった
│ のだ。
│
│ パニック障害は、薬物治療と認知行動療法で改善が望めるが、発作
│ が減っても「逃げられない場所」を避ける傾向が続くこともある。
│
│ 拘束感がある歯科の診察台や美容院の席は、患者が特に苦手とする
│ 場所で、ある男性患者は「歯科でイスを倒されて上からのぞかれる
│ と、すごい圧迫感で苦しくなる」と語る。
│
│ 舷坂さんも、病院の口腔(こうくう)外科で働いていた20歳代後半
│ の時、八二ック障害に陥った。車や電車に乗れず、診察中にも発作
│ が起こった。
│
│ 克服したのは30歳代半ば。きっかけは、知人に誘われて始めた卓球
│ だった。何度か通ううちに発作が減り、長くできるようになった。
│
│ 「最後はいつもヘトヘトになって、早く帰って休みたい一心で、電
│ 車にも乗れるようになった」パニック障害の患者は、週に1度、予
│ 約で対応している。1人数時間かかることもあるが、困っている患
│ 者は多く、「体力が続く限り対応したい」という。
│
│ 患者は、受付で待つ間に苦しくなることが多いため、すぐに診察室
│ に案内する。診察台が苦手な人は、立ったまま治療する。
│
│ 発作が起こりそうになったら、麻酔中でも治療を中断し、散歩して
│ 来てもらったり、診察室の隅にタオルを敷いて横になってもらった
│ りする。
│
│ 発作が不安で外に出られない近所の患者には、往診を行うこともあ
│ る。20歳代の男性患者は「寝ないと落ち着けない」と訴えたため、
│ ベッドに一緒に横だわって歯を抜いた。
│
│ 他の歯科医院でここまでの対応を求めるのは難しいが、まずは歯科
│ 医に病気を伝えてみることが大切だ。患者らは「すぐに治療を中断
│ してもらえるだけでも安心感が増し、発作が起こりにくくなる」と
│ いう。
│
│ NPO法人「
全国パニック障害の会」は今後、日本歯科医師会など
│ に病気への理解を求める方針。同会のホームページでは、会員に評
│ 判の歯科医院や美容院のリストを見ることができる。
│
│ 読売新聞 2009年6月23日
│
│
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★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
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│ 練歯磨中の火打石で歯がすり減った!
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│ 口腔清掃に併用する歯磨剤の歴史は古く、エジプトのパピルスの中
│ に書き残されている。エジプトは、ギリシアと共に西洋文明の発祥
│ の地といわれている。
│
│ この世界最古の、しかも、独特の文明を育てたエジプトは、北アフ
│ リカ、アスワン以北のナイル河一帯の国で、ナイル河の天恵によっ
│ て繁栄し、今でも、紀元前1000年頃の遺跡、遺物が続々と発掘、
│ 発見されている。
│
│ その中でも、一八七三年G・エベレス(Ebers'Georg)教授によって
│ 発見されたパピルス(Papyrus)には、古代エジプトの医歯薬に関係
│ のある記録が多数書かれている。
│
│ このパピルスはナイル河上流に産するカヤツリ草科の多年草のカミガ
│ ヤツリ(紙莎草)の繊維から作った紙で、Paperの語源となったもの
│ である。
│
│ これには、紀元前1500年頃からさらに3000年くらいさかのぼ
│ った頃までの医歯薬の記録が載せられている。
│
│ その中には、歯磨剤について練歯磨や粉歯磨の処方が示されている。
│ たとえば、練歯磨はビンロウ樹の実を細粉したものや緑粘土、蜜、燧
│ 石末(ひうちいしまつ)(火打石)、緑青(ろくしょう)の混合と書
│ かれている。
│
│ ビンロウの実は、現在も東南アジアでは嗜好品として存在し、また薬
│ 用、染料に使用されている。緑粘土は、おそらく、ナイル河辺の土で
│ 硼砂を含んでいる。
│
│ この粘土を髪に塗り、棒に巻きつけ、太陽で乾燥させた後、洗髪する
│ と毛が波型になる。これがパーマネントウェーブの始まりで、クレオ
│ パトラもこの方法で髪型を整えたという。
│
│ したがってレーザーが彼女の髪に魅せられたということも全く根拠の
│ ないことではない。また、アイシャドーもすでにこの時代から美容の
│ 1つとして使用されていた。
│
│ 蜜は糊剤にするためと甘味料として使用したものと思われる。人間が
│ 初めて口にした甘味は木の実、果実、蜂蜜などであった。
│
│ いまから一万年以上前の石器時代の洞窟に女の人が蜂蜜を集めている
│ 壁画が残っているし、3000年以上前の古代エジプトのピラミッド
│ の中から発見された壷入りの蜂蜜が腐りもせず保存されているという。
│
│ 蜂蜜は保健薬、また切傷などにも効果があるという。ヨーロッパに砂
│ 糖が入ったのは、マケドニア王アレキサンダーがインド遠征(紀元前
│ 三二七〜三二五年)に出かけ、砂糖キビを持ち帰ったときで、それま
│ で蜜が東方諸国はもちろんヨーロッパ唯一の甘味料であった。
│
│ 燧石末は、石英の一種で、これに鉄片を打ち合せると火花を発生する。
│ これを細かく砕いて使用した。
│
│ さらに、緑青(Patina)は銅の錆のことで、重金属塩類には細菌抑制、
│ 殺菌作用があることが知られている。それにしても火打石の粉末で歯
│ を擦るので、歯牙硬組織はたちまち減ってしまったに違いない。
│
│ 参考:歯科の歴史おもしろ読本 長谷川 正康 著
│
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◎ お知らせ ◎
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│ 嘔吐反射外来のご案内
│ ▼こちらから
│
http://www.sakamoto.or.jp/puker.htm│
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│
│ 院長、本を出版!本の題名は「歯と口の悩みを解決する本」(株式
│ 会社法研より)詳しくは
│ ▼こちらから
│
http://www.sakamoto.or.jp/message001.htm│
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│ 暗い世相や不景気を俳句、川柳で吹っ飛ばそう!!
│ 皆様の俳句、川柳をお待ちしております。
│ ▼こちらから
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http://www.sakamoto.or.jp/takafumi-dictionary008.htm│
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│ 歯に関する悩みや質問など無料で出来ますよ!
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* 編集後記 院長より **********************
7月(文月)も中旬となり、七夕も終わり、梅雨の末期に入ってき
ました。例年、梅雨の末期には集中豪雨が全国各地で発生するので、
天気予報を必ず見るのが必要な季節ですね。
とにかく、欧州から日本に働きに来ている
外国人にとって、この梅
雨の湿度がとてもつらく本国へ帰国してしまう人もいるそうです。
私も、大学時代、山岳部でしたので、この時期の気象は読みにくく
よくびしょ濡れとなって下山したことを、よく記憶しています。
7月も下旬ともなれば、各地で夏を色どる花火大会が全国で開催さ
れますが、この不況のなかなので、例年のような規模で
花火の数が
上るでしょうか。
とにかく、温暖化の影響で、今年の夏も酷暑になることでしょう。
メルマガ読者の皆様も、この梅雨をのり切って元気でご活躍下さい。
おからだには充分にご留意下さい。これを7月号メルマガの編集後
記と致します。
********************* Message of Director *
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〒254-0043 平塚市紅谷町17-25 メディカルポート1F
電話 (0463)-21-0792 FAX (0463)-23-7300
http://www.sakamoto.or.jp/ doctor@sakamoto.or.jp
医療法人社団 坂本歯科医院 院長: 坂本 貴史
Sakamoto Dental Clinic Director: Takafumi Sakamoto
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